「なぜ女は男のように自信を持てないのか」(1)
というのは、本のタイトル。(英語タイトル:The Confidence Code)
女性ジャーナリストの2人、キャティー・ケイとクレア・ジップマンが、
20年間アメリカ国内で最も影響力のある女性たちにインタビューしてきて、
権力の集まるところには、女性の「自己不振地帯」(セルフ・ダウト)がある、
ということに驚いたのが、この本を書くきっかけ。
議員からCEOまで女性という女性が、自分にはトップに立つ資格がないのではないか、
という説明のつかない不安を持っているのを聞いて、
自分だけじゃないんだと驚いたと述べています。
そして、彼女たちは問いかけます。
「あなたもその感覚を知っていませんか?」
フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグは、 著書「リーン・イン」(日本経済新聞社刊)を出版する1年前に、こう言ったそうです。
「いまだに自分が詐欺師みたいな気分で目が覚めることがあるんです。 私なんかが今の立場にいていいのかわからなくて。」
女性に多い詐欺師症候群系のものの捉え方と経験を、正直に表現してくれています。
だから、もしあなたが今そう感じるとしても、それはよくあることなので、そこからどうしたいか、になります。
この本で提案している、自信を自分のものにするポイントは8つ。
1.早めに失敗する。
早めに失敗すると小さい失敗ですむ。
最終的に生き残るのは最も強い生物ではなく、順応性の高い生物なのだ。
2.快適ゾーンを出る。
「疑わしいときは、動く。」自信とは、行動のことである。
3.意識的に脳の配線をし直す。
ネガティブな反復パターンを断ち切るため、自分がうまくやれたことを3つ思い返す。
4.「私」から「私たち」にフォーカスをシフトする。
どうしたら自分の価値を証明できるかと考えるのをやめる。
同僚や会社のために動くようにすると、自信が増加したという研究がある。
(オハイオ州立大学心理学者ジェニファー・クロッカーの研究)
5.個人的なことにしない。
あなたが仕事で問題に直面したら、「これは仕事なんだ」と思い出す。
あなた自身のことではないのだと。
6.称賛を素直に受け入れる。
成功体験を自分のものにする。
褒められたら「ありがとう。そういってくださって嬉しいです」と答える。
7.くり返し、くり返し、くり返す。
「私にはできる。努力したんだから」と思えるまで練習する。
成功する人は、天才ではなく実行家なのだから。
8.はっきり大声で話す。そして、語尾を上げない。
本当は質問をしているのだというような話し方は、自信がないように聞こえる。
そして、この本の中で、ある科学者が述べている、時々訪れる自信に満ちた感覚があります。
「世界としっかり結びついているような驚異的な感覚」で
「私はやり遂げられる。そしてみなとつながっている。そう感じるんです。」
これは、フォーカスが自分を超えて、大きなグループや目的とつながっている感覚です。
自信にあふれることは、本来とても自然なこと。
これらのポイントをちょっと心に留めつつ、
そして自分を信じて、自分に優しく。
楽しくやっていきましょう。
(1)ケイ,キャティー・シップマン,クレア(2015年)「なぜ女は男のように自信を持てないのか」田坂苑子訳, CCCメディアハウス.
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どのくらい成功する、幸せになる、創造力を発揮するか、
実はあなたは自分で上限を設けています。
その名もThe Upper Limit Problem つまり「上限問題」。
ゲリー・ヘンドリックが彼の著作The Big Leapで名付けました。
それはあなたの意識に隠れて存在して
自動温度調整装置と同じような効果を発揮します。
その上限設定は通常子供の時に無意識にセットされていて、
あなた自身も気が付いていません。
だから、次の素晴らしい段階に飛躍するぞと思っても、
この自動温度制御装置の効果によって、
この設定の上限を超えるとアラームがなり、
元のレベルに戻ってしまいます。
この「上限問題」の大きな原因は、
間違った利他主義的価値観。
自分が素晴らしいと感じると、
いやいや、利他主義的は社会的に良いことだから、
他の人をお世話するのがいいことだから、
自分が素晴らしいと感じることには
恥ずかしいことだと罪悪感を感じ、
輝く自分を押し戻すのです。
「出る釘は打たれる」
輝きを放つことはよくないこと、と無意識に学んでいく。
同じようなことわざは世界各国にあると著者は言います。
つまりこうです。
私は素晴らしい!と感じた途端に、
いやいや、私は根本的に偽物でこの素晴らしい感情に値しない
という古い信念がやってきて、
私は素晴らしい!とぶつかるのです。
その例としては、多くの成功者が、
失敗することを無意識に選んで苦難の道を行くのは、
自分がその成功に値しないと
自動温度制御装置が作動するから。
そんなのいやですよね。
では、その「上限問題」をどのように解決したらよいのでしょうか。
通常の意識で問題が解決するなら、
とっくにその問題は解決しています。
だから意識の飛躍が必要です。
内側のワークをする必要があります。
自分が輝きを放つことを全身全霊で受け入れる、
馴染みがあるまで、
受け止める、慣れるまでする、です。
そしてもう一つ重要なことは、あなたが「天才ゾーン」の活動をすると、
あなたの「上限問題」は解決していくということ。
天才ゾーンとは何かと言うと、
あなたの活動の4つのゾーンの1つです。4つのゾーンとは、
The Zone of Incompetence(無能、能力がないゾーン)
うまくできないことをする
The Zone of Competence(能力があるゾーン)
できるけど他の人もあなたと同様にうまくできる
The Zone of Excellence(優秀ゾーン)
あなたはとてもうまくやることができる
The Zone of Genius(天才ゾーン)
あなたが自然に天才で心からやりたいことをする
この、天才ゾーンをあなたが選びその活動をすることは、
自動温度調整装置の「上限問題」のリミットを外し、
あなたの究極の成功と幸せ、満足する人生へと導きます。
優秀ゾーンでいいじゃない、と思うかもしれません。
いいえ、そうではありません。
この優秀ゾーンは心地よく居残りたい気持ちになるけど、
それは「魅惑的で危険な罠」と著者は言います。
このゾーンにずっといると、深い神聖な部分が枯れていくからです。
あなたの天才ゾーンは何ですか?
上限リミットなんてドンドンはずしていきましょう。
Source: Gay Hendricks. The Big Leap (New York: HarperCollins Publishers)
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「喜びがある場所をみつけなさい、
喜びがその痛みを燃やします。」
と、「神話の力」や「千の顔を持つ英雄」などの著書でも知られる
神話、英雄研究の第一人者 ジョセフ・キャンベルは言います。
そう、あなたの喜びを見つけてください!
長いこと、喜びなんて思ったこともなかったなー
なんてことはないですか?
無条件にうれしい―、楽しい!と感じること、
は何ですか?
あなたの情熱を見つけてください。
また、キャンベルは
「自分自身の中心から生きなさい。」とも言っています。
彼は、私たちひとりひとりが英雄であり、神話であると
繰り返し語ります。
でも、自分の中心ってなに?と思いませんか?
キャンベルによると、
英雄の旅の目的は、
「ブッダの意識やクライストである自分の神秘に、
開かれ、
開かれ、
開かれ、
最後に開かれる精神レベルを見つけること」
その感じを例えて言えば、
勢いよくこんこんと湧き出る泉のような新鮮な水の流れのような、
豊かさの資源っぷりのレベル。
ああ、豊かな感じ、いいですね。
そんな豊かさがあなたの中心です。
喜びと豊かさをたっぷり味わいましょう。
Source: Reflections of the Art of Living - A Joseph Campbell Companion, Selected and Edited by Diane K. Osbon (New York: HarperCollins Publishers)
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あなたは瞑想、メディテーションをしていますか?
メディテーションは、
自己認識、自己理解が高まって体に良いです。
その方法の1つとして、
コロンビア大学の一角を占める
バーナード・カレッジのタラ・ウェル教授が提唱する、
鏡瞑想があります。
(彼女はブレナンのクラスメイトです)
方法はシンプル。
自分に100%集中して鏡の中の自分を見る。
ただ自分と共に10分間いる。
いろいろな考えが浮かぶが、
ただその瞬間に自分と一緒にいる。
そうすると、
例えば、
もっとこうでなければいけないのに、と
自分を非難をしていることに気が付いたり、
自分に対してなんて残酷なんだろうと気が付いたりします。
この鏡瞑想を毎日10分を続けていく中で、
タラ・ウェル教授は、
自分を非難する目から自分をみるのをやめて、
非難を受け取る側の目で自分を見てみること
をすすめています。
そうすると、
意識の変化が生まれます。
また、もう一つの方法は、
ビデオ日記。
どんなことを思ったか、感じたかをビデオで話す。
誰にも見せないので、
心から思ったことを録画して、
後で自分で見てみる。
自分を文字通り客観的にみることができる方法です。
他の人にとって自分がどのように見えているか、
その時々に、自分はどのように感じたかを見ることができます。
自己観察の素晴らしいツールです。
パソコンのスクリーンや、
他の人を見ているより、
自分を見て、
まずは自分の一番大事な友達、自分!ともっと仲良くなりましょう。
試してみてください。
鏡メディテーションのビデオリンク(英語です)
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ストレスは宝の山なんて
なに言ってるの!?
と思われたかもしれません。
でも、本当です。
ストレスは、
こうであってほしい、あるはず
ということに対して、
そうでない状況下で
で起こります。
そこには、
摩擦があるので、
大きな力があります。
パワーーーーです。
その力量は大きく、
こうでありたいというビジョンの
方向性に向けて放てば、
実現する強力な力になります。
大事なのはベクトル、方向性を知ること。
あなたのこうでありたいという素晴らしいビジョンは
どんなことですか?
こうしたいという心躍る、
夢見ることはなんでしょうか?
問いかけてみてください。
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わたしの働き過ぎのてんまつを
お話します。
朝通勤の地下鉄の中で、
あと2つで会社の駅に着くというところで、
どうしたの私。。と思いながら、
つかまっていたポールから自分の身体を引き離し、
よろよろと地下鉄構内の階段を地上に向かって
上がっていきました。
自分に何が起こったのか、わかりませんでした。
地上に出て、
ぼうぜんとして、
でも呼吸ができるようになり、
考えたことが、
会社に行かなくちゃ。
そこでタクシーをつかまえて、
会社に行きました。
それから、毎日タクシー通い。
その時はどんな様子かと言うと、
朝タクシーに乗っていると、
運転手さんが、
「ここはトンネルの工事でね〜。」
なんていうと、
「す、すみません、窓を開けてください。。」
とお願いしたりしてました。
そんな感じではあったのですが、
「でも、私はもともと健康だったんだから、
元に戻って健康になる方法はあるはずだ」と考え始め、
それじゃ、電車に乗るときの考え方を変えたらどうだろう
と思い立ちます。
だって、生まれる前はお母さんのおなかの中に安心していたんだから、
この電車の車両だって平気なはず。
そこで、「ここはお母さんの子宮で、安全だ、安全だ、安全だ。」
とくり返し思いながら目をつぶり電車に乗るようにしました。
この考えはどこから来たかというと、
仕事のプレゼンで、
氷山の先のところだけが海面に出ているパワーポイントの写真を見せならが、
「私たちがお母さんのおなかにいるときは、
全てのニーズが満たされていました。
でも生まれると、
ニーズは満たされなくなり、
その満たされないニーズを満たすために、
消費が生まれます。」
というフレーズがあって、
全てが安全で満たされているお母さんのおなかの中、
が浮かんだのです。
考えると、
仕事のおかげで助けられたともいえます(笑)。
1駅だけから、2駅乗れるようになり、
少しずつ大丈夫になって、
1か月位で、
すっかり大丈夫になりました。
心療内科医の兄によると、
私は認知療法をやっていたわけです。
つまり、
自分の考え方受け止め方次第で、
身体の反応は変わるということです。
恐るべし思考、マインドセットの力。
でも、この私の経験は1サンプルの個人的なもので、
一般的に応用できるものではないので、
今医療機関にかかっている方は、
かかるのをやめたりしないでくださいね。
さて、この創意工夫のお母さんの子宮メソッドで
電車に乗れない問題は乗り越えたのですが、
その後も根本的な私の働き過ぎは変わらず、
靴を右と左で違うのを履いていってしまい、
会社に着いてびっくりしたり、
不明の微熱が下がらなくなって、
病院に行っても、
別に特に悪い所もなく、
疲労ですね、と言われたり。
今この文章を書いていると、
その時の、詰まっている感が思い出されます。
つらいですよね。
でも、このチャレンジのおかげで、
私の深いソウルサーチが始まりました。
そしてソウルサーチを通して、
やっと本当の安全がわかりました。
なんだそういうことか、と。
その結果、その私の超ストレスは、心豊かに自分の人生を進むための
1つの大きな飛躍のチャンスとなりました。
だから、大丈夫です。
問題は、実は問題ではなく、成長のための贈り物です。
どんなことがあったって、
あなたのスタイルで進んでください。
応援します!
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スピリットの成長についてあなたが知っておくべきこと
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スピリットの成長って何だと思いますか?
スピリットの成長は、
自分の力を取り戻す健康的な活動のこと。
例えば、アメリカの自分の力を取り戻すエンパワメントを学べる機会として、
私の先生マイケル・マーボッシュは
「英雄の旅財団」を運営しています。
https;//herosjourneyfoundation.org/
そのキャッチフレーズは、
Be the Hero of Your Own Life
あなたの人生の英雄であれ。
「英雄の旅」というコンセプトを作った、
神話学者ジョセフ・キャンベルの言う
英雄とは、あなたのことです。
そしてこの「英雄の旅財団」では、
崖を登ったりする困難、チャレンジがあり、
それを通して自分をもっと知り、
チャレンジを打ち破ることで成長します。
でも崖をよじ登らなくても、
毎日の暮らしの中で、
さまざまなチャレンジがやってきます。
その時に、「かかってこい、私は成長することをやめない!」
と反応するか、
それとも
誰かが、何かが原因だからと自分の力を明け渡すか、
選ぶことができます。
英雄の旅のためにまず最初にできることは、
自分の英雄の旅に、YES!と言うこと。
自分の人生の英雄であれ。
あなたは自分の英雄の旅を楽しんでいますか?
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Give and Take ギブアンドテイクはとてもよくきく言葉です。
日本語訳は、公平にやりとりする、互いに譲り合う、ですが、
このテイク、取るという活動について、
考えてみましょう。
もしかしてあなたは、
何かを取らなければ自分の分はなくなる、
人生は競争、争奪戦だと教えられてきたかもしれません。
もしそうだとすると、
意識しないけれどサバイバルモードになり、
競争し、テイクする。
欠乏感から、
恐怖感から取りに行くすることになります。
からだに力が入ります。
でももしその想定と違って、
ゆたかさは既にあるという想定から物事をみるとどうでしょう。
人と戦って勝ち取らなくても、
実りを受け取るという選択が出てきます。
その大もとには豊かな実りがたっぷりあって、
信頼と感謝があります。
だから、
受け取る、レシーブの感覚を、
試してみてください。
手を使ってできる練習があります。
取ろうとして手を前に出して力を込めてぐっとこぶしを握ってください。
これが戦って取るぞ!です
では、その手を自分の方に戻して、
手のひらを上に向けながら指をゆっくりひらいて、
手を広げて受け取る、と思ってください。
どうでしょうか。感覚の違いを感じますか?
ギブアントテイクが間違っているわけではなく、
その動機が「足りない感」だとストレスが高くなる。
ということで、
豊かさを受け取る、
Give and Receive
ギブ アンド レシーブ!
新しいフレーズのマントラを提案します。
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毎日の暮らしの中で、
あー、やってしまった。
失敗したぁなどという思いで,
どきどきしてしまうときはありませんか。
あるいは、なんだよーと相手に対して思うときはありませんか。
そんなとき、是非あなたに大きな声に出して言って欲しい言葉。
それは、
「OK牧場―――!」
このOK牧場ということばで思い出すのは、
まず、
ガッツ石松さんかもしれません。
OK牧場です。
そして、
交流分析でも使われている
自分と他人を考える指標の4つのゾーンのことでもあります。
(1)わたしも
あなたもOK
(2)私はOKじゃない
あなたはOK
(3)わたしはOK
あなたはOKじゃない
(4)わたしも
あなたもOKじゃない
わたしたちはこの4つの組合せの
それぞれのゾーンを牧場をさまようように
さまようからです。
でも分析というとなんだか固い気分になるので、
そんなことは忘れてOK牧場です。
わたしのおススメは、
単純に、
この(1)のゾーン、
わたしもOK
あなたもOK
な気持ちで「OK牧場」
と言ってみること。
大きな声、いや小さな声でもいいので
言ってみてください。
「OK牧場!」。
そうすると、
自分を責めたり、
相手(環境)を責めたりして
無駄にしてしまう
エネルギーを減らせます。
そのエネルギーを、
前進する
発展する
エネルギーにしていく。
是非、試してみてください。
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問題を解決できずに
ストレスがたまっていますか?
問題とは、
あなたが進む次のステップを示してくれる
兆候、サインであり、1つの表示です。
問題は悩みではありません。
わたしたちが悩みにしてしまいます。
問題が起こると、
その問題そのものだけに
フォーカスしてしまい、
問題に飲み込まれてしまうかもしれません。
でも、
今までの人間の賢人たちは
共通して同じことをしてきました。
キング牧師、ガンジー、マザーテレサ、、
彼らは、
直面する問題を癒し、
癒しを受け入れ、
次に進み
新しいものを作り出してきました。
人生にはたくさんの選択肢がありますが、
あなたがどれを選ぶかという
選択肢は実のところ2つです。
本当のあなたにもっとなるか、
あるいは、
ならないか。
傷ついたところからの判断は、
明確さに欠けてしまいます。
癒し、
そして
前に進みましょう。
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良いエネルギーになるために今すぐにできること。
全てはエネルギーから出来ています。
あなたは良いエネルギーになりたいですか?
それならすぐにできることがあります。
誰かに褒められたら、
「そんなことないです。」
などと言って、
手を自分の前でひらひらしたりするのはやめましょう。
言ってくれた人が
心から発して作ってくれた
素晴らしい言葉のエネルギーの流れを
ブロックするなんて
もったいないです!
最初はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、
ほめられたら、
しっかり相手の目を見て、
嬉しい笑顔で、
「ありがとうございます。嬉しいです。」
と心から正直な言葉を発しましょう。
褒められてうれしいのは自然な反応。
褒められエネルギーの振動を
感謝をこめて受け取りましょう。
あなたの身体に響きますよ!
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「もし日本が不必要なほどの完璧主義者じゃなかったら、私の人生はもっと平和なのに。」
これはグローバルマーケティングの多国間プロジェクトをコーディネートする
シンガポールオフィスのグローバル担当が言っていて記憶に残っている言葉です。
必要な完璧主義ではなく不必要な完璧主義(Unnecessary Perfectionist)。
そういうふうに捉えられているこの日本独特の几帳面さ、良く言えば確実性?
悪く言えば、融通の利かなさ、ガチガチのフレキシビリティーのなさ。
それに困って笑いながら言った彼女の言葉。
スケジュールはあってないようなゆるゆるの国があり、
そして日本ではプロジェクトもものすごくきっちり緻密なスケジュールを立て、
クライアントが急に変えてほしい、といって来ても、
それはちょっと難しいです的な答えになりがち。
するとクライアントは「市場は動いているんだ!」
と日本の不動のスケジュールにちょっと怒って
間に挟まれているシンガポールの担当者は大変になる。
だから、
日本の傾向を知っていてうまいこと言うなと思いました。
わたしたちがそういう特徴の環境の中にいて、
意識するしないに関わらず、
その環境に影響を受けていることに、
気がつかせてくれます。
そして、
自分は自分のことがわからないので、
他のものに出会うと、
自分のことがもっと良くわかる
鏡のような異文化遭遇。
すべては相対的なものですが、
美しいバランスでいきたいと思いました。
あなたの外からの鏡経験はいかがでしょうか。
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人生の目的があるとなぜいいのか?
「たしかに目的を持つことはいいことだと思うけど、
何か具体的に効果はあるの?」と思ったりしませんか。
なるほどと思う本があります。
「目的の力」ヴィクター・J・ストレチャー著。
ミシガン大学の教授で公衆衛生の専門家。
生きる目的に関する研究結果について伝えています。
例えば、
心臓疾患のある1500人強の成人を2年間追いかけた調査では、
生きる目的を1〜6点の数値のうち1点上がるごとに、
発作を起こすリスクが27%下がることが分かりました。(1)
また、生理学の面からみると、生きる目的は、
体内のウイルスやがん細胞を攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞の増加と関係があり (2)
また、炎症細胞の生成の減少と (3)
HDL(善玉)コレステロールの増加にも関与しているのが分かりました。(4)
つまり、免疫にも良い影響がある。
では生きる目的を数値化するためにはどうするか。
下の文章にどのくらい当てはまるかを、1〜7点で評価します。
「ばく然とあてどなく生きている人もいるが、わたしはそうではない」
「わたしには方向感覚と生きる目的がある」
あなたは7点のうち何点でしょうか?
(1) E. S. Kim, J. K . Sun, N. Par, L D. Kubzansky, and C. Peterson, “Purpose in Life and Reduced Risk of Myocardial Infarction Among Older U.S. Adults with Coronary Heart Disease: A Two-Year Follow-Up,” Journal of Behavioral Medicine, February 2012.
(2) J. E. Bower, M.E. Kemeny, S.E Taylor, and J.L. Fahey ‘Finding Positive Meaning and Its Association with Natural Killer Cell Cytotoxicity Among Participants in a Bereavement-Related Disclosure Intervention,” Annals of Behavioral Medicine 25, no.2 (2003): 146-55.
(3) B. L. Fredrickson, K. M. Grewn, K. A. Cofffey, S. B. Algoe, A. M. Firestine, J. J. Arevalo, et al. “A Functional Genomic Perspective on Human Well-Being,” Proceedings of the National Academy of Science U.S.A. 110 (2013): 13684-89.
(4) E. S. Kim, V. J. Strecher, and C. D. Love, “Positive Health: Connecting Well-Being with Biology” Philosophical Transactions of the Royal Society of London: Biological Sciences, 359 (2004): 1383-94.
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